水族館や動物園のおはなし

人間とそのほかの動物たちは、明らかに違う。ヒトは、環境をヒトのために変えていく。他の動物たちは、環境に順応しようとします。

何もかも受け入れているように見える動物たちのことを、人間を超えられない存在だと思っているかもしれない人間。

相容れないこの生き物の関係性は、どんなふうに地球を変えてきたのか、そして変えていくのでしょうか。

 

すべてがわかれば、すべてが解決すると信じている人間という生き物は、きっと際限なく解明して、際限なく環境を変えていくでしょう。わかれば、わかるほど、ほんの小さな虫やあらゆる生き物たちが、私たち以上に、この星を一丸となって守ろうしていることに気付いてきました。そして、小さな虫たちにできたことが、人間にはできないということも気づくようになりました。代わりになる生き物はいないから、一つの固有種が消えるたびに、世界中は急速に環境を変化させていきます。

 

誰にも、それを止めることができないのなら、せめて、人権を重んじる心が必要なように、生き物すべてに権利があることを思い出さなくちゃ。

動物たちが、人間にとって都合のよい生き物であってはいけないと思った。それを気付かせてくれたのは、動物園や水族館があったからだと思います。

 

遠くの国から、連れてこられた動物たちの運命に対して、大きな矛盾だけれど、彼らの存在が私にたくさんのことを教えてくれました。世界中の動物たちの気持ちや命のことを、もっともっと強く感じるアンテナを、これからの人たちの心に育ててほしいと思っていて、このような時代にあっては、動物園や水族館のような存在が果たす役割は、私が幼かったころよりずっとずっと大きくなったと感じます。長い間、私たちに多くのことを伝えてきた動物たちも、高齢化して、日々亡くなっていく命もあれば、もうすでに何代も動物園で生まれ育っている種もあります。

私は、およそ数えることができないほど、何回も動物園や水族館に行って、世界の生き物が人間だけではなくて、世界は、人間のためにあるんじゃないことを学びました。

そうしているうちに、虫や寄生虫にいたるまで、興味はつきることがなくなって、お話に出てくる動物たちと、実際に生きている動物たちとの人間の関係性も考えるようになりました。

 

もしかしたら、自分=人間、その人間以外の動物に対する偏見や軽視は、他の国の人たちや世界のいろいろな生き方をしている人たちに対する考え方にも通じるのではないかと思うようになりました。だから、私は、これからの子供たちにこそ、たくさんたくさん、自分たち以外の動物や虫や生物のことを、もしかしたら、まだ出会っていないかもしれないような動物のことを考えてほしいと思います。

 

小さな子供のあったかい手のひらの上でのんびりしているような。
小さな子供のあったかい手のひらの上でのんびりしているような。

動物園が好き

幼い頃、勉強ぎらいのの私に心配した両親が、私に学研の科学と学習を購入してくれたのが、動物や自然に興味を持ったきっかけでしょうか。付録で遊ぶのが好きで、子育て中もずっと読み続けていましたので、ずいぶんたくさんのことを学びました。

子供たちとも、子育ての間もよく動物園に行きました。動物たちはみんな、どうしているかなあ、という感じです。ひところは、世の中は新しいアトラ クションブームにおされ、動物園離れの状況で、動物さんたちが取り残されているような気がしました。けれど、代は変わって、生まれた時から、動物園で人間 と接している動物たちが増えた今、子育てが上手にできない動物さんが増える半面、人間は本来どのように動物たちが生きているのかを知らされるようになった ように思います。

 

少しでも環境をよくし て、幸せに過ごしてほしいという施設の方々の努力や発想が生きてきたように思います。ここにいてくれて、ありがとうという気持ちで見てまわります。

ANIMALPLANET2014の出展で出会った作家さんたちとの交流で、ますます動物さんたちの生き方に興味を覚えました。一枚の絵を仕上げるために、必要なのは、きっと本当に動物さんたちが大好きだっていうことに尽きるのかもしれないと思いました。

 

 

水族館が好き

数年ぶりに江ノ島水族館にいってきました。リニューアル前で割引がありました。あおりいかさんの優雅さは、いつもピカイチです。背が光っているのが幻想的です。

コブダイさんが一番のイケメン魚でした。じーーーっと見ていると岩の影に下がって、暗いところから、じっとこちらを見ていますが、青く光る眼がすごくきれいです。「シャイね。」と連れが言いました。4月の後半には、ウミガメさんの新しいブースができるそうです。ウミガメの赤ちゃんに会うことができました。

 

水族館といえば、私が大好きなのは、クラゲとピラルクです。クラゲは、はかなげで幻想的でありながら生き物の生命力や怖さを教えてくれます。

ピラルクは、大きいものは、ど迫力に大きい淡水魚ですが、目を見張るのはその素晴らしいウロコです。靴べらにされるという頑丈なウロコを見ていると、まるで水の中を移動する装甲車みたいです。水族館は、現在では見せ方や楽しみ方が工夫されていて、美しくて不思議な世界です。本当に水の底にもぐったような感じ。空を飛ぶように悠々と泳ぐ生き物たちがすごいです。かなわない。

 

ツイッター で相互フォローのあるプラmixさんのウミウシさんの謎めいた生態の話で、磯の生き物たちの世界ももっと覗いてみたくなりました。磯遊びは大好きで、ヤド カリさんやヒトデさんを観察したのが楽しかったです。歳とともに、水や森林や空や、自然の中に還っていきたい自分を感じます。



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